人間は年齢と共に保水力が落ちてきてしまうといわれています。
保水力とは水分を溜め込んでおく能力のことです。
保水力が低下する理由は、コラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸、線維芽細胞などの成分が減少するためです。
これらは真皮と呼ばれる肌の内側に存在する成分で、体の中の水分を保ってくれる働きがあります。
こうした成分の減少と共に段々と保水性が失われ、水分が蒸発していきます。
水分が蒸発すると肌を引っ張る性質が劣り、縮む動きが発生します。
その結果、表皮の部分にシワとなって表れてしまいます。
加齢と共に保水力のある成分が減少してしまうため、特に40代以降になるとシワが顕著になっていきます。
ただ、シワが発生しても対応策がないわけではありません。
コラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸などは外部からも摂取できるものですので、意図的に体内に取り入れれば良いということになります。
例えば医療クリニック現場ではヒアルロン酸注射などを行い、若返り効果をもたらすものがありますね。
実際にヒアルロン酸を注入すれば、保水力も高まってシワが改善される可能性もあります。
ただ恒久的にヒアルロン酸が体内に滞留するわけではないので、いずれ減少し、シワが出る可能性はあります。
お肌のシワをなくすなら、定期的な栄養素の補給が必要不可欠です。